香港・インベスト香港、施政方針演説で示された成果目標を上回り、1,600億香港ドルを超える外国投資を誘致

インベスト香港（以下「InvestHK」）は本日（7月7日）、2023年1月から2025年上半期にかけて、1,300社を超える外国企業及び中国本土企業の香港における企業設立または事業拡大を支援したと発表した。これにより、1,600億香港ドルを超える外国直接投資が誘致され、事業開始または事業拡大後の1年間で19,000人以上の雇用が創出された。これは、香港の雇用市場へ寄与するものであり、アジアを代表するビジネスハブとしての香港の地位を改めて示すものである。

これらの成果は、インベスト香港が2022年の施政方針演説で示された成果指標を予定より早く達成したことを示している。詳細は以下の通りである:

支援の対象となった企業の投資元上位5ヶ国は、北米、ヨーロッパ、並びにアジアなどの市場にまたがっている:

支援の対象となった企業のうち、上位5つの業種は次の通りである:

さらに、新資本投資者入境計画（以下「New CIES」）においては、InvestHKが財務要件の審査を担当し、移民局が同制度に基づくビザ/入国許可、滞在延長、無条件滞在の申請審査を担当している。2024年3月の開始以来、2025年6月時点のNew CIESに係る主な統計は以下の通りである:

InvestHKの投資促進局長であるアルファ・ラウ（Alpha LAU/劉凱旋）氏は、地政学的情勢といった外部要因による課題の中、香港にはリスクとチャンスの両方がもたらされると述べた。InvestHKは、この力強い勢いをさらに活かし、香港、中国本土、そして海外市場との相互関係を深めていき、欧州、北米、並びに北アジアといった伝統的な市場との連携を強化するとともに、新興市場への積極的な進出も進めていくとしている。

劉氏は、「私たちの投資誘致活動は様々な産業分野にまたがり、政策指針と融合し、近年の施政方針演説で示された低高度経済、酒類貿易、北部都会区開発といった主要施策をしっかりと踏まえ、連携したものとなっています。また、中国本土企業が香港を経由してグローバル展開できるよう支援し、地域貿易とハイエンド物流のハブとしての香港の優位性をさらに推進していきます。『一国二制度』の原則の下、中国本土と外国の企業による中国と世界を繋ぐ双方向の足掛かりとしての、香港の役割を今後も担い続け、活用していきます」と述べた。

彼女は、「今後、私たちは金融サービスとフィンテック、イノベーションとテクノロジー、サプライチェーン管理と物流、そして持続可能な開発とグリーン経済という4つの戦略的分野に注力していきます。また、香港の『体感型・体験型』のソフトパワーを活用し、文化交流を促進し、香港の魅力を世界に発信することで、外国投資を誘致することにも注力しています。これにより、関連する様々な産業の発展が促進され、香港の活力ある安定した資本市場を通じた企業の資金調達も支援されます。香港を、企業の投資誘致とグローバル展開を支援する双方向のプラットフォームとして、積極的に推進していきます」と続けた。

彼女はさらに、「今年はInvestHKが設立25周年を迎える節目の年です。過去四半世紀にわたり、私たちは世界中の7,700社以上の外国企業と中国本土企業の、香港での企業設立または事業拡大を支援してきました。これらの企業は、金融、イノベーション・テクノロジー、専門サービス、持続可能な開発など、幅広い分野にわたり、9万5,000人以上の雇用を創出し、4,400億香港ドルを超える直接投資をもたらしました。香港は常に世界資本にとって、トップクラスの投資先の一つであり続けています。世界中の投資家によるこうした選択は、香港への投資に対する最も確かな信頼の証です」と述べた。

原文：Invest Hong Kong surpasses Policy Address performance indicators, attracts over HK$160 billion in foreign direct investment、2025年7月7日更新