中国・貿易外貨業務管理をさらなる最適化に関する通知

最適化する内容は主に以下の通りである。

第一に、外国貿易企業の名簿登記管理を最適化する。具体的には、「貿易外貨収支企業名簿」の処理方式を外貨管理局が審査・許可する形式から銀行が直接取り扱う形式に調整するが、以下の2点は引き続き外貨管理局への報告、または外貨管理局による処理が必要である。

• 企業の登録地を変更することによって所属外貨管理局が変更される場合、企業は原所在地の外貨管理局に報告する必要がある。
• 企業が名簿の登記を取り消す際には、外貨管理局によって規定に基づき処理される。

第二に、企業の越境貿易の外貨収支に対する決済を便益化する。

• 税関が特別に監督管理する区域内の企業における貿易収支手続きを簡素化する。
• 銀行による貨物貿易の特別な外貨返却（元のルートによる外貨返却または外貨返却の時間が180日以上）に対する取り扱い権限を緩和する。
• B類、C類企業の外貨収支の繰延に対する取り扱いを最適化する。

第三に、貨物貿易外貨登記業務に関する条項を整理し、貨物貿易外貨登記に関する業務用の材料を明確にし、一部の文書の様式を訂正する。当該文書の実施が始まって以降、「国家外貨管理局　貨物貿易の外貨管理法規の発布に係る問題に関する通知」（匯発〔2012〕38号）は同時に廃止される。

当該通知は2024年6月1日より実施される