インドネシア 税務
インドネシア・KBLIとKLU
インドネシアの法務登記実務においては、KBLI(Klasifikasi Buku Lapangan Usaha Indonesia)という事業目的コードに準じて企業の事業目的を登記します。法務登記法令上、会社はKBLIに記載する事業と、付随業務のみを行う事が出来るされています。
一方で、税務登録におきましては、上記のKBLIとは異なるKLU(Klasifikasi Laoabgab Usaha)で企業の事業を分類しています。
税務総局は、今後KLUを取りやめてKBLIで管理するという方針を発表しています。KBLIは企業の事業目的として企業が複数を取得できますが、税務登録上は1つに絞る必要があることから、その企業のメイン事業を登録することとなります。
KBLIは直近が2020年、その前が2017年と数年ごとに改定されており、改訂された場合の調整をどのように行うかという問題も残されています。法務省管轄のシステム・投資庁管轄のOSSにおいては、既に従前よりKBLI番号での運用が開始されており、税務上も追随することとなります。
現状、KBLIが改定されたことに基づきKBLIとKLUの番号間で番号のズレが生じているケースがあります。既存の企業のコンバートについては、今後の詳細規則法令を待つ必要があります。