インドネシア コロナ関連

インドネシア・VISA FreeのVOA発給の一時停止

2023年6月7日付の法務人権省大臣決定(M-HH.01.GR.01.07)が発行され、159国に対するVISA FreeでのVOAでの入国が一時停止となりました。

新型コロナウィルス感染拡大に伴う規制が2022年下旬、2023年と緩和されて続け、バリ島をはじめとした観光地には外国人観光客が戻り始めています。外国人観光客数は、昨年度との比較で数百パーセント以上の増加をみせる一方で、報道ベースにおいては法令を遵守しない外国人が増加していることが問題となり、地域社会との軋轢を生じさせています。宗教的に神聖な場所への無断立ち入りや無免許運転などが問題となり、バリ島においては外国人へのレンタルバイクが禁止されました。

これらの世論を受け、政府はVISA Freeとなる159ヵ国への措置を一時的に停止する措置をとっています。再開時期は現時点では未定となります。同時にeVOAとして事前にVOAの料金を支払いを行うものも停止となり、VOAでの入国は入国時にカウンターで支払いを行うもののみとなっております。

新型コロナウィルス感染拡大以前と比べて、ロシア・ウクライナ国籍の観光客が増加しているとのデータが発表されています。上記の停止措置の159か国の中にはロシア、ウクライナだけでなく、日本やアメリカ、オーストラリアなどの先進国も含まれています。