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珠江デルタ、企業の99%が労働力不足

珠江デルタの製造業では直面する最大の問題が受注不足から労働力不足へと移っており、日増しに深刻化している。12日付『香港経済日報』によると、国務院発展研究センター傘下の『中国経済時報』は珠江デルタ企業の99%余りに労働力不足が生じていると報道。労働力不足の原因として金融危機発生後に多くの出稼ぎ労働者が帰省したことが挙げられるが、広東省政府発展研究センターでは根本的な原因は以下の4つと分析している。(1)珠江デルタでは月給1000元以下の企業はおしなべて採用が困難となっており、廉価な労働力の時代はすでに終わった(2)企業側がワーカーの生活・労働環境の改善に積極的でない(3)農村支援策によって出稼ぎの必要性がなくなってきた(4)江西省、湖南省、四川省などへの産業シフトが進んでいる――。(香港ポスト