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中国・人民元建て貿易決済、試行エリアが拡大

中国人民銀行(中央銀行)、国務院財政部などは22日、「人民元建て貿易決済の試行拡大に関する問題の通知」を発表した。昨年7月に開始された人民元建て貿易決済の試行エリアを拡大する。

広東省4市と上海市に限られていた国内の試行エリアには、北京、天津、内モンゴル、遼寧、江蘇、浙江、福建、山東、湖北、広西チワン族、海南、重慶、四川、雲南、吉林、黒竜江、チベット、新疆ウイグルの18省・自治区・直轄市が加わる。さらに広東省は4市から全省に拡大し、試行エリアは20省・自治区・直轄市となる。香港、マカオ、東南アジア諸国連合(ASEAN)に限られていた海外のエリア制限はなくし、すべての国・地域で人民元建て貿易決済が可能となる。業務範囲は貨物貿易、サービス貿易、その他すべての経常取引での人民元決済とする。(香港ポスト