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[全訳] 国際貿易人民元決済の試行範囲拡大に関する発表

国際貿易人民元決済の試行範囲を緩やかに拡大し、貿易と投資の利便性向上を促進する(原文

近日、人民銀行・財政部・商務部・税関総署・税務総局・銀監会は連名で《国際貿易人民元決済の試行拡大の問題に関する通知》を発布し、国際貿易人民元決済の試行範囲を拡大する。

2009年7月より国際貿易人民元決済の試行が開始されて以来、各業務は順調に進展し、秩序をもって行われ、処理手続の利便性が高く、試行企業と銀行に広く歓迎された。国際貿易人民元決済業務は急速に増加し、企業と銀行の人民元による国際貿易決済の需要は絶えず増大し、試行を拡大する時機はすでに成熟している。

今回の試行拡大後、国際貿易人民元決済試行地区は上海市と広東省の4都市から北京・天津・内蒙古・遼寧・上海・江蘇・浙江・福建・山東・湖北・広東・広西・海南・重慶・四川・云南・吉林・黒竜江・西蔵・新疆等の20省(自治区・直轄市)に拡大する。試行業務範囲は国際商品貿易・サービス貿易・その他経常取引における人民元決済を含む。国外地域に制限を設けず、企業は市場原理に基づき人民元決済の使用を選択することができる。

国際貿易人民元決済試行の拡大は、貿易と投資の利便性向上をさらに促進するであろう。