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豚肉卸値22%下落も小売値は高止まり

豚肉の卸売価格が大幅に下落しているものの、小売価格にはほとんど反映されていないようだ。1日付香港各紙によると、牛や豚の卸売りを行っている中国本土系の食品商社・五豊行が中国国内の豚肉供給が落ち着きを見せていることを理由に、31日香港での豚肉の卸売価格の値下げを発表。今年6月に1担(6キログラム)あたり1789ドルと最高値を記録した時の価格から22%安い1381ドルで販売するという。

発表を受け香港猪肉行総商会理事長の許偉堅氏は「赤身肉1斤(600グラム)で2~3ドル程度」と値下げ幅について見方を示したものの、値下げ時期については「豚の供給量が安定していない。まだ数日は様子見が必要」と即時の値下げを否定した。また、値下げ幅が卸値に比べ小さいことについては、活猪鮮肉大連盟の関国華主席は「食肉処理費用が10%も上がったため」と説明し理解を求めた。(香港ポスト