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洪水被害 日系企業向け緊急融資 りそなグループ、バンコク銀行が発表

バンコク銀行と提携しているりそなグループ(りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行)は、10月18日、今回の洪水で被害を受けた日系企業のため、「タイ進出企業」復興応援ファンドを立ち上げた。このファンドは、日系企業の復旧までの資金を融資するもので、総額200億円を用意した。
融資を受けたい日系企業は、日本の本社がりそなグループに保証すれば、りそなグループはスタンバイLCを現地法人に発行する。償還期間は原則1年。これまで同行と取り引きがなかった企業も対象になる。
一方、バンコク銀行でも同様の緊急融資を行う方針で、20日に回覧板で伝えた。同行は日本の地方銀行17行およびりそなグループと提携している。在タイ日系企業の日本本社が提携行に保証し、そこがスタンバイLCをバンコク銀行に対して発行すれば、それに応じてバンコク銀行が融資する。
バンコク銀行の日本人担当者によると、タイの洪水は現在まだ進行中で、日系企業自身も被害の詳細を把握できておらず、まだ現地での問合せはないそうだ。しかし、日本では、タイ法人の被害を心配した本社からの問い合わせがあると言う。