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旧正月の本土観光客、過去最高の59万人

春節(旧正月)連休中に中国本土から香港を訪れた観光客が過去最高となったことが入境処の調べでわかった。2月15日付香港各紙によると、9日の除夕(大みそか)から13日の初四までの5日間の本土観光客数は59万4302人、前年同期比で30.4%も増加した。その一方でイミグレーションや公共交通、観光地で混乱が生じるなど香港側の対応能力が限界に達しつつあると懸念する声も多い。同期間中はイミグレーションではほとんどの旅行者がボーダー越えのために30分以上待たされ、1時間待ちも珍しくない状況だ。立法会の李慧瓊・議員は「個人旅行の受け入れ拡大は当面中止すべき。郊外にショッピングモールやホテルを建設するなど観光客が都心に集中しないよう手を打つべき」と提言。同じく葉劉淑儀・議員も「政府は長期的な展望に欠けている。個人旅行の受け入れ政策を見直すべき」と政府を批判した。(香港ポスト