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恒生銀行、GDP予測は3%に据え置き

恒生銀行は4月8日、リポート『香港経済脈搏』4月号を発表した。ユーロ圏のキプロス支援策の前例が今後再び欧州市場に緊張をもたらす可能性があり、香港経済の発展も影響を受けると指摘している。このため今年通年の香港の域内総生産(GDP)伸び率予測は市場平均を下回る3%に据え置いた。来年のGDP伸び率は4%と予測している。輸出は1月の前年同月比17.6%増から2月は同16.9%減と大幅に鈍化し、昨年10月以降で初めてマイナスとなった。春節(旧正月)の影響があるものの1~2月で見ても前年同期比0.3%増で、昨年第4四半期の同7%増から減速した。今年上半期の輸出伸び率は4%にとどまるが、下半期は7%以上に拡大、通年で6%とみている。(香港ポスト