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中国・13紙が異例の共同社説、戸籍制度改革求める

中国各地の新聞13紙が2日、異例の共同社説をいっせいに掲載し、近く開会する全国人民代表大会と全国政治協商会議(両会)の代表に対し、職権を行使して戸籍制度改革を迅速に実現するよう呼び掛けた。2日付香港各紙が伝えた。

中国の戸籍制度は、国民を都市部と農村部の2種類に分けて登録させる。一種の身分制度で両者は固定され、都市部へは簡単には移せない。起源は建国直後の1951年にさかのぼり、近年は改革を求める声も強い。13紙は代表に対し、戸籍改革のスケジュールを出すよう職権を行使して中国の行政府に促せと主張している。社説は『経済観察報』から始まり、11の省・自治区・直轄市が順次転載した。新聞13紙のほか、新浪網、鳳凰浪、経済観察網などネットメディアも転載した。(香港ポスト