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輸出産業にストレステスト、元相場上昇にらむ

国務院商務部、工業信息化部(工業情報化部)が、国内の労働集約型産業を対象として、人民元レートの上昇を想定したストレステストを始めたことが分かった。繊維業界関係者が1日付『21世紀経済報道』で明らかにした。繊維、アパレル、靴、おもちゃなどの各メーカーにどのような影響があるかを調べる狙い。業界団体幹部もテストが行われていることを認めた。

開始後間もないため、詳しい結果は出ていないが、業界関係者の試算では人民元相場が1ポイント上昇すると、純利益率は1ポイント低下する。これらの産業は純利益率が平均3―5%と低く、人民元相場上昇の影響は大きいとみられる。(香港ポスト