香港 M&A

[M&A] ワトソンズが免税店事業撤退、合弁を解消

ハチソン・ワンポア系のドラッグストア「ワトソンズ(屈臣氏)」を展開するASワトソングループは5月29日、アジア各地の空港で免税店「ニュアンス・ワトソン」などを展開するニュアンス・ワトソン・グループの合弁を解消し、保有株式50%を合弁相手のザ・ニュアンス・グループ(本社スイス)に譲渡することで合意したと発表した。譲渡額は未公表で、譲渡は6月末までに完了する予定だ。

ニュアンス・ワトソンの店舗数は46カ所。香港、マカオ、中国本土(広東省珠海市)、シンガポール、マレーシアの空港に店舗を展開するほか、市街地で免税店も経営している。
ASワトソングループの黎啓明(ドミニク・ライ)社長は「今回の取引は中核業務への集中を図る良い機会だ。アジアと欧州で経営規模を引き続き拡大し、保健・美容商品の小売で先導的な地位を維持していきたい」と述べた。(NNA.ASIA