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野菜価格、東日本大震災の影響で2割上昇

日本の震災による原発事故の影響で、香港の野菜価格にも影響が出始めている。28日付『文匯報』などによると、日本で中国産など海外産の野菜の需要が増えたため、間接的に香港の野菜価格を押し上げたものとみられている。

香港ではこの一週間で野菜価格はおしなべて20%程度上昇しており、特に枝豆(120%)、ヤングコーン(125%)、ミニキャロット(155%)などの値上がりが顕著だ。香港入口蔬菜批発商会の袁昌・会長は「今までオーストラリアや米国が中国の野菜を積極的に仕入れていたが、これに日本が加わった。すでに山東省や海南省からの野菜輸入が増え、多くの野菜の卸売価格が上がり始めている」と語り、「香港でも今後卸売価格がさらに20~25%程度上昇する」と
予測している。(香港ポスト