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[M&A] 小南国、ポッカ香港買収で上海にカフェ展開
中国本土と香港で中国料理レストラン「上海小南国」などを展開する有力外食チェーンの小南国はこのほど、香港とマカオで西洋式レストランなどを展開するポッカ香港(百佳香港)を1億9,500万HKドル(約30億円)で買収すると発表した。
小南国がポッカ香港の株式65%を取得し、ポッカ香港の黄水晶社長が残りの35%を1億500万HKドルで買い取る。
ポッカ香港は、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)の孫会社で、香港とマカオで「ポッカ・カフェ」やイタリアンレストラン、日式とんかつ店などを計34店舗展開している。ポッカサッポロフード&ビバレッジ担当者は11月28日、NNAに対し「ポッカ香港では、外食事業を手掛けてきたが、今後は本業の飲料事業に経営資源を集中するため、売却を決めた」と語った。
小南国は、本土で98店舗のレストランを経営しているが、倹約令の影響を受け苦戦を強いられている。今回の買収でカフェを経営し、青年市場を開拓したい狙いがある。小南国の王慧敏会長は信報に対し、「今回の買収は多角化戦略の一歩。ポッカ香港との経営資源統合で、来年上海にポッカ・カフェを3~5店舗展開したい」と語っている。(NNA.ASIA)