中国

湖北・日本経済貿易協力交流会が開催される

【2012年3月23日長江商報より】昨日、中国湖北省-日本経済貿易協力交流会が武漢で開催され、日本の政財界から200名余りの来賓が今回の交流会に出席した。今回の経済貿易交流会では、省エネルギー環境保護、農林業、観光等を含む多くのプロジェクトで交流が行われた。

数年来、湖北省と日本は経済貿易・科学教育・文化・衛生等の分野で幅広い交流と協力があり、日本企業が湖北省に投資したことで湖北省の発展が促され、かつ投資のリターンも得られたことにより、Win-Winの関係が形成された。特に東風汽車と日産・ホンダの合弁により湖北省の自動車及びその部品産業の発展と産業チェーンの伸展に重要な役割を果たし、双方の貿易協力がより一層開拓された。


現在、武漢烽火移動通信・烽火藤倉光科技の2社(共にフジクラが出資)は光通信における光ファイバーケーブルの分野では既に非常に重要なメーカーになっている。武漢名幸電子工業園(メイコーが出資)はメイコーにおいて世界最大の工場であり、最高技術水準を有している。武漢輝鉄(スチールセンターが出資)・武漢長光科技(住友電工が出資)・三葉士林電機(ミツバが出資)等の日系企業も良好な経営実績を維持している。

2011年、双方の貿易額は前年比9.6%増の31.2億米ドルを達成し、日本は湖北省にとって最大の貿易パートナーとなった。現在、三井物産・丸紅・伊藤忠商事・みずほ銀行等の日本の商社や銀行は武漢にオフィスを設立済みである。2011年末までで、日本企業の湖北省に対する直接投資プロジェクト数は428社に達し、主に自動車部品の開発・生産、通信電子製品、光ファイバー等の技術集約型製造業のほか、服飾、紡績、電子部品、印刷回路基盤等の労働集約型製造業もあった。

2010年3月、第一回中国湖北省-日本経済貿易親睦会の武漢での開催が成功し、日本の財界に大きな反響があり、日本の関係各所から高い評価を得た。今年は湖北省での三回目の日本との経済貿易交流活動となった。(訳者注:昨年は東日本大震災の影響で開催が見送られたため、今回は2回目である。)