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2011年6月10日金融管理局は、銀行に対して住宅モーゲージローン業務に関するリスク管理を強化する5つの措置の適用を求めるガイドラインを発表した。これらの措置は、ローン資産価格最大比率やローン最多額の引き下げなどが盛り込まれ即執行される。

今回は2009年10月から金融管理局が提案する第4度目の反循環的監視措置である。金融管理局最高責任者、陳德霖氏は2010年6月以前に締結された不動産取引売買契約書に関するローン申請には影響が及ばないとしている。



今回発表された措置は以下の通りである。

  • 10,000,000ドルから12,000,000ドルまでの居住用物件に対するローン資産価格最大比率が50%まで引き下げられる。昨年11月に発表された10,000,000ドル以上の住居用物件に対するローン資産価格最大比率である50%は引き続き適用される。
  • 7,000,000ドルから10,000,000ドルまでの居住用物件に対するローン資産価格最大比率が60%まで引き下げられ、ローン最多額が5,000,000ドルとなる。
  • 7,000,000ドル以下の居住用物件に対するローン資産価格最大比率が70%となり、ローン最多額が4,200,000ドルとなる。
  • モーゲージローン申請者の主要所得が香港源泉でない場合、物件の種類や価格に関係無く、当該申請者のローン資産価格最大比率が最低10%引き下げられる。
  • 純資産ベースのモーゲージが付随する物件のローン資産価格最大比率が50%から40%まで引き下げられる。

陳德霖氏は、昨年11月の政府措置の導入以降、不動産市場が過熱し、3~4月に一旦落ち着いたものの、最近の政府による土地供給オークション取引価格の高騰を受けてまた不動産取引が活発となっていると述べている。また現行の低金利は永久に続くものではないとして、金利リスクが高い点を指摘している。不動産価格は1997年の最高値を超過したが、住宅ローン金利は1997年当時で10%以上、現在は1%ほどである。

金融管理局は、銀行に対して信用リスク管理をより慎重に行うことを求め、不動産市場の動向を注意深く監視し、銀行の安定性を守る為、必要に応じて適切な措置を導入する方針である。不動産市場の上昇サイクルが持続すれば、銀行のモーゲージビジネスに関連するリスクは増加する。

香港モーゲージコーポレーションは、住宅ローン保険プログラムでカバーされる物件価格上限を6,800,000ドルから6,000,000ドルまで引き下げた。これにより、物件価格の70%超をカバーする住宅ローン借入額の上限は6,120,000ドルから5,400,000ドルとなる。物件価格の60%超の住宅ローンをカバーする保険プログラムについては、借入額の上限は6,000,000ドルから5,000,000ドルとなる。また住宅ローン保険プログラムは、主要所得が香港源泉でない場合は適用されなくなる。

住宅ローン保険プログラムの変更は、6月11日以降の臨時売買契約より適用される。6月10日以前に締結された臨時売買契約については現行の基準で申請可能である。

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住宅ローンのリスク管理強化措置 from 香港・中国・東南アジア法令情報サイト NAC Global .NET