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増値税全面的転換、通年の減税額1200億元超の見込み

増値税全面的転換、通年の減税額1200億元超の見込み
2009年11月11日(原文

国家税務総局の最新の統計によると、今年の上半期、全国の増値税一般納税人に発生した固定資産仕入税額は870億元、東北・中部地区の2008年分を今年に振り替え控除した固定資産仕入税額129億元を除くと、今年上半期の新規増加固定資産仕入税額は741億元となり、毎月発生した固定資産仕入税額は平均で123.5億元であった。上半期の静的データから通年データを推計すると、通年推計の固定資産仕入税額は1482億元で、昨年の推計データ1200億元と比べて282億元の増加となる。関係者によれば、増値税の全面転換は、経済回復に一定の成果をあげたといえる。

データによると、第一四半期と比べ、第二四半期の固定資産仕入税額の伸びが比較的早く、その主要な原因は第一四半期に受けた国際金融危機の影響、工業生産の原則、多くの企業における資金不足、生産経営の困難、拡大再生産の減少、固定投資の減少である。第二四半期、固定資産の資産投資は高い伸びを維持し、全社会の固定資産投資は第一四半期に比べ124.6%増加し、昨年同期に比べ35.7%増加した。固定資産仕入税額の伸びと固定資産投資の伸びは基本的に一致する。

各地のデータによると、沿海経済発達地区の固定資産投資は高水準を維持している。2月~9月の間、江蘇省の増値税一般納税人は合計で131.5億元の固定資産仕入税額を申告した。企業の申告した固定資産仕入税額の規模は今年2月度の9億元から5月度の19億元まで毎月増加した後、6 月~9月の間高水準を維持し、8月度に今年の最高水準(20.3億元)に到達した。2月~9月の間、浙江省の増値税一般納税人は合計で67.05億元の固定資産進項控除税額を申告し、全体として毎月の増加を示している。内、9月に合計で10.13億元の固定資産仕入税額を申告した。

国家統計局の最新の統計によると、今年の3四半期において、全社会固定資産投資は155057億元、同期比で33.4%増加し、昨年同期と比べて6.4ポイント伸び率が増加した。投資のGDP増加率への貢献は7.3ポイントである。内、都市の固定資産投資は133177億元、33.3%の増加、伸び率は5.7ポイントの増加である。四半期ごとにみると、第一四半期は、全社会固定資産投資の同期比伸び率が28.8%、第二四半期の伸び率は35.7%、第三四半期の伸び率は33.2%、2四半期連続して30%以上の伸び率を維持している。

各界は固定資産投資の多くが政府主導ではないかと懸念しているが、統計データが示すところによれば、公共投資が強力であるほか、最近は民間投資がすでに好転し始めている。例えば、8月度の不動産開発投資の伸び率は7月度の19%から34.6%に急増、2007年と2008年上半期の伸びに再度回復している。同時に、8月度に中国に流入した外商直接投資は連続7か月で下落した後に7%伸び、経済の回復に伴い、外国投資者が信頼を取り戻しつつあることを示している。

2009年1月 1日より、全国すべての地区・すべての業種で増値税転換改革が開始された。改革の主要な内容は:企業に新規購入設備に含まれる増値税を控除することを認め、小規模納税人の増値税の徴収率を統一して3%に引き下げ、一部の鉱業製品の増値税税率を17%まで戻したこと等である。一般に、この改革は納税人の税負担を引き下げ、企業投資を促進し技術革新と生産拡大をもたらすと認識されている。