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金融危機で公共住宅の申請が急増 【香港】

房屋委員会の最新統計によれば、第1四半期の公屋(公共住宅)の入居申請件数は1カ月平均3300件で、前年の月平均2500件を30%余り上回った。2008年の第4四半期の申請件数はこれより多い月平均3600件だったが、季節的要因を考慮すると第1四半期の方が実質的に申請件数が多いといえる。一方、空室待ちを総計した累計申請件数は第1四半期で11万4400件。前年同期より2800件増加、返還以来最高となった。金融危機の影響で公屋の入居希望者は急増しているのに供給が追いつかないため、入居を支援する団体「公屋連会」は、このままでは下半期には累計申請件数は12万件の警戒レベルに達すると予測している。7日付『香港経済日報』が伝えた。(香港ポスト