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温首相、ケンブリッジ大学で講演【中国—政治】

2日、温家宝・首相が英ケンブリッジ大学で講演し、「金融危機は市場が万能ではなく、一部の国の自由放任、過度の消費、不公平な分配が、最後に処罰を受けることを、人々に認識させた」と、米国批判と受け取れる発言を行った。3日付『明報』によると、講演の終盤で聴衆の一人が立ち上がって靴を投げ、「大学はどうして独裁者にひざまづくことができるか」と叫んで強制的に退出させられた。また、同夜行われた貿易協会の晩さん会で温首相は、「保八(8%の経済成長の維持)」がまだ困難であり、「中国は自己を管理できるが、世界を管理しきれない」と語った。(香港ポスト