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中国本土と台湾の三通実現、香港に長期的利益【香港―政治】

中国本土と台湾との三通(通商、通航、通信)実現が大きく前進した。台北円山飯店で会談していた中国の海峡両岸関係協会の陳雲林・会長と台湾の海峡交流基金会の江丙坤・会長は4日、空輸(貨物・旅客チャーター便)、海上輸送、郵便、食品安全の4項目にわたる合意文書を交わした。5日付『明報』によると、北は瀋陽や大連から南は深センや海口まで16都市に台湾との直行便を設け、すでに旅客便の週末運航が始まった広州、上海では貨物便も受け入れる。これにより中台直行便は週36便から108便に増え、週末だけでなく平日も運航する。両岸三通の実現に、中継拠点となっていた香港への影響が懸念されるが、香港特区政府は4日、(マイナス)影響は短期的なものであり、三通は域内経済を成長させ、長期的に香港の国際金融センターとしての地位を堅固にする、と歓迎のコメントを発している。(香港ポスト