
マレーシア
ビザ
マレーシア長期滞在ビザ(MM2H、PVIP、RP-T)
マレーシアの長期滞在ビザは、目的や条件に応じて多様な選択肢があります。MM2HやPVIPは特に人気が高く、富裕層やリタイア後の移住者に適しています。
MM2HとPVIPについては、要件が明確に示されていることから、要件をを満たしている場合は、審査はあるものの、原則としては承認されます。
目次
■MM2Hビザ(Malaysia My Second Home)
マレーシア政府が提供する長期滞在プログラムで、外国人が最大20年間滞在可能なビザです。以下の区分けがされております。
(注)経済特区
本記事執筆現在、ジョホール地区を指しています。
・各種MM2Hの違いについて
プラチナム・カテゴリーとその他大きな違いとしては、プラチナム・カテゴリーのみ、マレーシアで労働(就労)や事業活動をすることも認められている点です。有効期間も20年と最も長い代わりに、定期預金額、住宅購入最低物件価格等の条件が厳しくなっています。
■プレミアム ビザ プログラム(Premium Visa Programme:PVIP)
PVIPは、2022年10月1日に始まった、マレーシア内務省(the Ministry of Home Affairs)管轄の新たなスキームで、プラチナム・カテゴリーと同様に、マレーシアで労働(就労)や事業活動をすることが認められています。
有効期間は最長20年間です。
PVIPに基づく要件は、以下の通りです。
無犯罪証明は、海外在住者の場合、最後に住民登録していた都道府県の警察本部か、または、現在お住まいの国の日本大使館にて申請が可能です。
■Residence Pass-Talent タレント(RP-T)について
RP-Tは、2011年4月に始まった人材開発省(the Ministry of Human Resources)管轄のスキームで、すでにマレーシアで就労している方々を対象としています。
マレーシアで労働(就労)が可能。RP-Tに基づく申請要件は、以下の通りです。
- a. 申請時点で、マレーシアで最低3年間、連続して勤務していること
- b. 申請の提出/再提出時に、3か月以上の有効期間を持つ有効な就労パスを保持していること
- c. 手当やボーナスを除いた基本月給が RM15,000 以上であること
- d. 申請時点でマレーシアの所得税申告番号を持ち、最低、過去2年間、所得税を支払っており、税務申告した年間基本給は、最低基本月収 (年収RM180,000 以上) と一致していること
- e. 認定された大学での博士号/修士号/学士号、または、認定専門職機関の専門資格/能力証明書
- f. 合計5年以上の職務経験を有する
上記はRP-T承認に必要な最低基準であり、 最終的には、RP-T Panel審査委員会の裁量によります。
・RP-T 手数料一覧
1. 申請時に適用される手数料
RM 540.00
2. RP-T ステッカー発行時に適用される手数料
2a) 手数料
- RP-T 申請者本人: RM 5,400.00
- RP-T 申請者の配偶者: RM 4,860.00
- 扶養家族(18歳未満の子ども): RM 4,860.00
- その他扶養家族: (通常は同額か個別規定)
2b) 移民局の承認手数料
- 申請者一人あたり: RM 500.00
2c) 複数エントリビザ料金
- (該当する場合)別途徴収