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福建省アモイ、鶏卵を模した人工卵出回る【華南—社会】

福建省廈門(アモイ)市で先ごろ、鶏卵を模した人工卵が市場に出回り、当局が捜査に乗り出した。中国本土や香港の市場では過去にも人工卵が発見されているが、今回はこれまでと比べて精巧にできており、殻を割った生の状態はもとより、蒸す、いためる、揚げるなどの方法で調理しても本物と区別がつきにくい。ただし卵の味はなく、ゆでた黄身は落とすとピンポン玉のように跳ねるという。人工卵は化学物質と海藻などからできており、長期間摂取すると記憶力の衰退や認知症、がんを引き起こす可能性がある。事情通によれば、近年は一般家庭の調理器具で簡単に作れるほど製造方法が進化しており、アヒルの卵など鶏卵以外も製造でき、製造方法を有料で講習する会社や製造過程を収めたDVDもあるという。17日付香港各紙が伝えた。(香港ポスト