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中国・深センのサウナ、宿泊の際は身分証提示

深セン市公安局は、市内のサウナやマッサージ店の宿泊客に対して身分証の提示を求める新制度を今月から施行した。9日付『星島日報』によれば、店内で夜を明かす客はスタッフに身分証を提示する義務があり、身分証の個人データーはスキャナーなどを通して公安局に送られる。

10月1日の国慶節(中国の建国記念日)や広州市で開催されるアジア競技大会に向けた犯罪防止、新疆ウイグル自治区の独立運動を行っているテロ組織の活動抑止などの治安維持が目的とされるが、「回郷証」の提示を求められた香港人客から「プライバシーの侵害」「犯罪者扱いだ」といった不満が出ており、客の減少も懸念されている。その一方、性的サービスを行うサウナなどでは、男性客向けに秘密の出入り口を設ける店もある。このため公安では今後、おとり捜査や抜き打ち検査などを強化する予定だという。(香港ポスト