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武漢市全体の労働者不足は約12万人に

【2012年2月3日楚天都市報より】武漢人力資源・社会保障部門の推計によると、春節後の武漢市全体の労働者不足が約12万人になるとのことである。記者は武漢市の各求人市場から最新求人データを収集し、「武漢市十大労働力不足企業」・「武漢市十大労働力不足業種」レポートを作成し、求職者の就職に最適な情報で手助けを行った。

昨日、本紙主催の「新春求人フェスタ」が武昌地区閲馬場の起点人力資源市場で開催され、8000名余りの求職者で会場は埋めつくされ、計258社が1万人分近くの仕事を提供した。富士康(フォックスコン)・格力(GREE)・海爾(ハイアール)等の数社は「一般工大戦」を繰り広げ、食堂・宿舎・ゲーム室・誕生日手当・娯楽活動等の「ソフトな」福利厚生待遇が求職者の職選びの重要ポイントとなった。

記者が武昌起点人力資源市場・漢陽騰飛人材市場・漢口華中人材市場から聞いたところによれば、国内大手製造業が次々と武漢に工場を設立し、労働者確保のための競争がますます激しくなっているとのことである。人材市場が提供したデータより、武漢市内で労働力が不足している企業トップ10を並べ出したが、そのほとんどは製造業であった。労働力不足企業のトップ3の企業は格力(GREE)・富士康(フォックスコン)・海爾(ハイアール)の3社である。

湖北省人力資源・社会保障庁の関係者によると、現在、武漢市全体の春季労働者需要数は、機械製造業・貿易サービス業・宿泊飲食業がトップ3であり、なかでも技術労働者に対する需要が最も多く、中級工以上の技能レベルを求める数が昨年に比べ更に多くなっている。
起点人力資源市場の責任者である蔡芳氏の分析では、現在、人手不足が最も深刻なのは労働集約型でトレンドに流されやすく、技術力が比較的低い業種が主であり、一般工員の労働量が多く、残業時間が長く、単純作業の繰り返しのため工員の流動性が激しく、企業の人手不足が常態化しているとのことであった。