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[M&A] 華為が米国上場を計画か、米当局の不信感払拭

通信設備・機器大手の華為技術が米国市場で上場を計画しているとの観測が浮上した。8日付第一財経日報が外電を引用して伝えたところによると、華為は既に上場方式などについて投資銀行に打診しているという。事業の透明性を高めることで、米当局の不信感を払拭する狙いがあるという。華為は観測に公式な声明を明らかにしていない。

同社は従業員全体で構成される従業員持株会が筆頭株主となっているが、社内においても現時点で上場に関する情報はないという。このため業界関係者の間では、同社が近いうちに上場する可能性は低いのではとの見方が強い。

華為はこれまでに「安全保障上の理由」から、米国の緊急通信ネットワーク構築事業への参入だけでなく、3Com社や3リーフシステムズといった米企業の買収などで数回にわたり米当局の審査を通過できなかったほか、当局から買収事態を撤回するよう要請を受けている。