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2019年ジャカルタ首都特別州知事令142号を州知事が署名し、2019年末の公布から6か月後の施行が決定となりました。これによりジャカルタ市内での使い捨てプラスチック袋の使用が2020年7月1日から禁止されます。法令では小売りやスーパーマーケットや市場などが対象となっています。

国際的な海洋プラスチックゴミ問題などを背景に、バリ州においては同様の規定が2019年1月から施行されています。ジャカルタにおいても2019年3月1日より使い捨てプラスチック袋を有料化(1枚当たり200rupia)することで、プラスチックゴミの抑制の方向性を示してきました。政府発表のデータでは、ジャカルタ首都特別州のゴミの約15%がプラスチックゴミであり、本法令の施行で州内の有害プラスチックだけでなく、ゴミ全体の削減が望めると共に、焼却の際の有害物質が削減されることから、環境に良い施策であると発表しています。

一方で、プラスチック産業界からは雇用悪化や業界経済悪化の観点から強い反対も表明されています。

今後、ジャカルタ首都特別州は施行の7月1日までの間で本令の周知徹底を行い、施行後は全ての対象者に順守させる旨をプレス発表しております。

本令においては、環境に配慮した買い物袋の周知を行ったスーパーには地方税の便宜を供与する規定がある一方で、対象者が違反した場合には、許認可取消や罰金も規定されており、今後の動向や運用状況には注意が必要です。