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主要な経済取引にかかる会計科目に関する記帳処理などを紹介していきます。今回は、棚卸資産の使用および出荷時の会計処理について説明します。紹介する内容は、基本的には企業会計準則(新準則)に基づきますが、小企業会計準則についても随時言及をいたします。

1. 棚卸資産の使用・出荷額の計算
企業が使用または出荷した棚卸資産は、実際成本(実際原価)に基づき、先進先出法(先入先出法)、加権平均法(加重平均法)、個別計価法(個別法)などの方法を採用して計算します。また、原価は計カ成本(カは戈にりっとう)(予定原価)を採用して計算することもできるとされています。なお、新準則では後進先出法(後入先出法)の採用は認められていません。

2. 「原材料」の会計処理
材料の出庫は、各月末に領料単 (材料払出請求票)や発料凭証匯総表(材料出庫集計表)などに基づいて、企業が選択した計算方法に従い出庫した材料の実際原価を計算し、「生産成本(生産原価)」科目に計上します。予定原価を採用する場合、「材料成本差異(材料原価差異)」を単独、または「原材料」の明細科目として設置し、実際原価との差額を計上します。

3. 庫存商品(在庫商品)の会計処理
在庫商品とは、企業が生産加工を完了し販売に供することができる製品または外部から購入した販売に要する商品で、展示会に出品する商品、外部に預けている商品なども含みます。製品が完成したときには「生産成本(生産原価)」から「庫存商品(在庫商品)」科目に、外部に販売したときには「庫存商品(在庫商品)」から「主営業務成本(売上原価)」科目に振替えます。なお、出荷したものの、相手の検収が終わっていないなど、売上を認識する条件を満たしていない場合には、実際原価または予定原価をもって「発出商品(出荷品)」科目に計上します。

<例6‐2> 当月より甲製品の製造を開始した。
① 材料出庫集計表によると当月に基本生産部門が使用したA材料は50(1個当たり1万200元元)、B材料は800(1個当たり5100元)であった。
借: 生産成本(生産原価)-基本生産成本 459万
  貸: 原材料-A材料  51万
     原材料-B材料  408万  

② 製品入庫集計表によると当月の甲製品の完成は40個、実際原価は1個当たり10万元の計400万元あった。
借: 庫存商品(在庫商品)-甲 400万
  貸: 生産成本(生産原価)-基本生産成本 400万

③ 当月に販売された甲製品の数は20個であった。うち、5個については得意先の検収が未了である。
借: 主営業務成本(売上原価) 150万
   発出商品(出荷品)-甲    50万
  貸: 庫存商品(在庫商品)-甲   200万

④ 翌月、5個について検収が終了の通知を受けた。
借: 主営業務成本(売上原価) 50万
  貸: 発出商品(出荷品)-甲  50万

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