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前回に引き続き、企業の日常の経営活動における主要な経済行為に関連する会計科目について紹介します。紹介する内容は、基本的には企業会計準則(新準則)に基づきますが、特に異なる部分がある場合には、比較的多くの日系企業が適用している小企業会計準則についても言及をいたします。

3.貨幣性資産の会計科目と記帳(2)

今回は、現金と銀行預金以外の形式の貨幣性資産科目である「その他貨幣資産」について説明します。この科目については、小企業会計準則を適用している場合でも同様です。

三. 「其他貨幣資金」(その他貨幣性資産)
「其他貨幣資金」科目は、現金、銀行預金以外の形式で保有する、主として用途が指定されている各種金員です。会計上個別に管理することが要求され、用途などに応じ、総勘定元帳科目(一級科目)の「其他貨幣資金」の明細として、以下のような二級科目を設定します。

1. 「外埠存款」(他地域預金)
企業の所在地以外で臨時的にまたは少額の仕入れを行う場合に、当地の銀行に寄託した仕入れ専用の金員。
2. 「銀行匯票存款」(銀行為替手形預金)
銀行匯票(銀行為替手形)は、委託する企業がまず銀行に「銀行為替手形委託書」を提出して規定の金額を銀行に支払って寄託し、手形の発行を受けた後、実際の支払い金額を記入して受取人に交付します。残額が生じた場合、または支払期限を超過した場合には、銀行から委託した企業の口座に未使用残額が返金されます。
3. 「銀行本票存款」(銀行約束手形預金)
銀行匯票と同様に、委託者が銀行に申請して金額を寄託し、銀行が本票を発行します。
4. 「信用カ存款(カは上にト)」(クレジットカード預金)
銀行クレジットカードを保有し、決済をするために銀行に預ける金員。
5. 「信用保証金存款」(信用状保証預金)
企業が信用状の発行を受けるために、銀行に寄託した金員。
6. 「備用金」(小口現金)
企業内の部門で少額経費の支払いに使用するための小口現金。

<例3>
① 銀行に「銀行匯票」の委託を申請し、20万元を支払い、手形の発行を受けた。
借:其他貨幣資金-銀行匯票 200,000
貸:銀行存款 200,000
② 15万元で材料(増値税は考慮しない)を仕入れ、手形を交付して領収証を取得した。
借:材料 150,000
貸:其他貨幣資金-銀行匯票 150,000
③ 銀行より手形余剰額の通知を受け、差額が口座に入金された。
借:銀行存款 50,000
貸:其他貨幣資金-銀行匯票 50,000

<例4>
① 銀行にクレジットカード使用の申請をし、銀行に10万元を寄託した。
借:其他貨幣資金-信用カ存款(カは上にト) 100,000
貸:銀行存款 100,000
② クレジットカードにて事務所の家賃を支払った。
借:管理費用 50,000
貸:其他貨幣資金-信用カ存款(カは上にト) 50,000

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