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中国・深セン富士康、飛び降り自殺11人目

25日、電子機器メーカーの深セン富士康(フォックスコン)で湖南省出身の19歳工員が飛び降り自殺を図り死亡した。入社42日目で、将来を悲観する遺書が残されていたという。同社工員の飛び降りは11人目、うち9人が死亡。深セン市当局は調査の結果、企業体質や業務体制とは直接的な関係はないとみている。

亜洲電視(ATV)ニュースは、1980~90年代に生まれた若者は、都会に夢を描いて働きに出たものの、現実と理想とのギャップに耐えられなかったのではないか、との心理専門家の分析を伝えている。同社の大株主である台湾鴻海集団の郭台銘・董事長が同夜、深セン入りした。(香港ポスト