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深センの許市長、汚職容疑で取り調べ

深セン市の許宗衡・市長は5日、汚職容疑で中国共産党中央紀律検査委員会に拘束された。7、8日付香港各紙によると、許市長のほかに市長の妻、閻小培・副市長、秘書長クラスの官僚が取り調べを受けているもようだ。許市長に対しては家電量販店・国美電器の黄光裕・前会長の贈賄事件への関与が疑われているほか、2011年のユニバーシアードや地下鉄の工事をめぐる賄賂、ある女性芸能人の中国本土から香港への移住とのかかわりなどが取りざたされている。香港側では今後の深センとの協力関係に対する影響が懸念されているが、特区政府スポークスマンは「中央政府がすでに承認した珠江デルタ地区改革発展計画要綱や深セン市総合改革案は今後の広東省、深センとの協力について政策上の保証を与えている」と述べた。(香港ポスト