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[M&A] 中国・万達商業が香港IPO、過去最大規模か
不動産系コングロマリット(複合企業)の大連万達集団(遼寧省大連市、万達集団)はこのほど、旗艦企業である大連万達商業地産股フン(同、万達商業)の新規株式公開(IPO)を香港取引所(HKEX)に申請した。調達額は50億~60億米ドル(約5,430億~6,510億円)に達するとみられ、香港市場で過去最大規模のIPOとなる可能性がある。
万達商業の主力事業は商業不動産やホテルの開発と運営で、今年6月末時点で全国29省・自治区・直轄市の112都市に178の開発物件がある。ショッピングセンター、集合住宅、オフィスビル、ホテル、映画館などから成る複合商業施設の開発を得意としており、旗艦ブランド「万達広場」の名称を冠した施設は109都市に159物件(建設中含む)を展開。2013年12月期の売上高は前期比46.8%増の867億7,400万元(約1兆5,340億円)、純利益は10.6%減の248億8,200万元だった。
万達商業は4年前から中国A株市場への上場を計画していたが、今年7月に財務資料の有効期限が切れたとして中国証券監督管理委員会(証監会)が上場審査の打ち切りを発表。同社は「引き続き上場へ向けたさまざまな道を模索する」とコメントし、海外上場へ切り替える可能性を示唆していた。(NNA.ASIA)
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