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鳥インフルエンザ、元朗の養鶏場で発生【香港—社会】

元朗流浮山廈村の養鶏場でH5型ウイルスによる鳥インフルエンザが発生した。漁農自然護理署の職員がこの養鶏場から連絡を受けて赴いたところ約60羽が死んでいるのを発見。採取したサンプルからH5型ウイルスが検出された。周一嶽(ヨーク・チョウ)食物及衛生局長は9日、この養鶏場から半径3キロメートルを汚染地区に指定し、この範囲にある2カ所の養鶏場で飼育されていた8万羽以上を処分することを決めた。特区政府は鳥インフルエンザへの警戒レベルを「厳重」に引き上げ、すべての農場からの家きん類の出荷、食用・観賞用とも生きた鳥の輸入を21日間停止する。長沙湾臨時家きん卸売市場でも、この養鶏場から出荷されていたため、約1万羽の在庫を処分。小売業者にも各店舗の清掃・消毒を要求している。(香港ポスト