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タイ政府は2012 年4 月1 日より最低賃金を40%引き上げる旨を発表、既に実施しています。既にタイに進出しているそれなりに多くの日系企業に対し、人件費高騰による営業利益減少の大きな影響が出ている模様ですが、一般的に中国の最低賃金値上げの報道の多さに比べ、東南アジアの最低賃金事情はあまり知られていないようです。本号では、東南アジア主要国の最低賃金事情を確認すると共に、中国の沿岸部最低賃金の水準と比較いたします。
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商業省によれば、昨年12月のインフレ率は、過去9カ月間で最低の3.53%にとどまった。

また、タイ中央銀行は1月後半の金融政策委員会で、政策金利の変更を検討、決定するが、中銀の担当者は、「12月は物価が予想していたほど上昇しなかったため、政策金利修正ではインフレを考慮する必要はなさそうだ」としている。

政府は1月4日の閣議で、昨年の大洪水で被害を受けた人々の負担を軽減するため、税優遇措置を適用するとの案を承認した。
具体的には、家屋と自動車の修理費が、それぞれ10万バーツと3万バーツを上限として、個人所得税の控除対象となる。
同措置が適用されるのは、昨年7月25日から12月31日にかけて、被災エリアに指定された地区で家屋や自動車が損傷した被災者。

政府の初任給引き上げ政策に従い、商業銀行数社が、2012年1月から大卒新卒者の初任給を1万5000バーツにすると発表した。

カシコン銀行のソムキアット副頭取は、「これまで1万2000バーツだった大卒新卒者初任給の最低額を、1月より1万5000バーツに引き上げる」と説明。また、現行員については、2011年度の業績により、6─7%の昇給を検討中という。

同行では2012年度、2000人から3000人の新規採用を予定している。

同副頭取は、「この数年、4─5%だった離職率が現在では10%に達している。特に30歳前後のY世代の離職率が高い。当行では行員の40%がY世代のため、入れ替わりも早くなってきた」と指摘する。

クルンタイ銀行でも1月から給与を引き上げるが、サイアム商業銀行では、「平均基本給1万4000バーツに年間2カ月分の賞与で、平均給与は既に1万5000バーツを超えている」とし、今回は特に引き上げを行わないとしている。

タイ工業連盟(FTI)によれば、記録的な大洪水の影響で11月の国内自動車生産は過去13年で最低となった。

12月も最悪5万台程度にとどまる恐れがある。その場合、2011年の生産台数は前年比22%の落ち込みとなる。

なお、11月の国内新車販売は26万69台、前年同月比67%、前月比39%の減少だった。

政府は11月22日の閣議で、大水害で甚大な被害を受け経営が悪化している企業が少なくないことを考慮して、来年1月1日に予定していた7都県での1日当たり最低賃金の300バーツへの引き上げを4月1日に延期することを決めた。
残りの70県については、予定通り4月1日に39・5%引き上げ、翌13年1月に300バーツに引き上げられる。これですべての都県の最低賃金が300バーツとなる。
なお、14~15年にかけては、全国同率で最低賃金が引き上げられることになっている。

タイ中央銀行のスチャダ副総裁は11月8日、「今月30日に開かれる中銀の金融政策委員会では、最新の損失予想に基づいてタイ経済の成長見通しが修正されることになる」と述べ、成長予測のさらなる下方修正は避けられないとの見方を示した。
中銀は10月28日、洪水被害の拡大を受けて成長見通しを4・1%から2・6%に下方修正。しかし、その後も被害が拡大しており、経済がさらに落ち込むのは必至の情勢となっている。

プラサン中銀総裁もまた、「サプライチェーンへの影響は予想を上回るもので、経済的損失は当初の見通しより拡大する可能性がある」との見方を示す。
タイ北部では、洪水に見舞われなかったエリアでも部品が調達できないなどの理由で操業停止を余儀なくされている工場が少なくない。
同総裁によれば、「以前に比べてサプライチェーンは細分化している。これがダメージを受けることによる間接的損失がどの程度になるかは予想が難しい」とのことだ。

一方、一部アナリストからは、「第4四半期はマイナス成長」との見方も出ている。

ソムキアット労働事務次官によれば、労働省は、洪水に見舞われた企業による従業員解雇を回避すべく、3カ月間にわたり従業員1人当たり月2000バーツの支援金を提供することを決めた。
被災した事業所の多くは、解雇を避けたいと考えているが、操業停止のため支払う賃金のめどが立たないのが現状という。このため、労働省が賃金を一部肩代わりすることにした。
支援金は、事業所を通じて従業員に提供される予定で、約10万人が恩恵を受ける見通しだ。
なお、アユタヤ、パトゥムタニ、チャチュンサオ3県で操業する15の工場でこれまでに4500人あまりが解雇されたという。

タイ中央銀行は、洪水と世界経済減速の影響を考慮して、今年のタイ経済の成長予測を2.6%に下方修正した。
しかし来年は、復興需要で投資が拡大し、4%の成長が期待されるとのことだ。
同行の説明によれば、下方修正は10月19日時点の国内の状況に基づいたもの。このため、バンコクの東部・中心部で大きな被害が出た場合、今年の経済成長率がさらに押し下げられる可能性が高いという。

タイ中部の洪水が生産と配送の拠点を襲ったため、バンコクを中心に物不足が深刻になっている。タイ小売協会によると、バンコクの店舗からおよそ4割の商品が売り切れてしまった。
この物不足を解決するため、商業省は「食品飲料」「生活必需品」「飲料水用浄化膜」の輸入規制を緩和する。同省では早急に作業を進めるため、食品医薬品局、関税局、タイ産業標準化機構と協力する。
また、物不足の原因の一つとして、企業の配送センターが洪水被害に遭い、機能停止していることがある。そこで、ドンムアン空港、スワンナプム空港、そしてタイ空軍が所有するサタヒップ空港とナコンラチャシマ空港を、企業が配送センターとして利用できるようにする。
一方、タイ観光スポーツ省によると、今回の洪水でアユタヤの歴史遺産など、30県の合計143カ所の観光地が被害を受けた。これによる被害を1000億バーツ以上と試算している。