インドネシア コロナ関連

インドネシア・2021年12月と年末年始(2021-2022年)の緊急活動規制について(2021年12月)

新型コロナウィルス感染拡大に伴い、政府はPPKM (緊急活動規制)を発令しています。ジャカルタ首都特別州においては2021年11月はLevel1へ引き下げ一般企業の出勤率を75%まで引き上げていましたが、12月に入り世界各国でのオミクロン株の蔓延とインドネシア国内での拡大を危惧してLevel2へ引き上げております(現状12月中旬まで:延長の可能性があります。)。Level2における一般企業の出社定員は50%となります。

年末年始の期間(2021年12月24日から2022年1月2日まで)については全国をLevel3として指定していましたが、法令自体がが取り消されました。儒全の法令ではインドネシア全国一律でLevel3の指定としたうえで市民の移動を抑制を試みようとしていたものの、各地方により状況が異なる事から批判も多く、各地域ごとの規制とすることが発表されています。しかしながら年末年始の期間中、イベント開催の禁止、ショッピングモールの開催時間の短縮、映画館などの娯楽施設の定員上限の引き下げは予定されております。また、州をまたぐ移動の場合、各大通りや高速道路に検問所を設置してスクリーニングテストや移動理由の確認などが行われる予定です。

また、新型コロナウィルス オミクロン株発生地域(執筆時時点で南アフリカ・香港を含む11ヵ国・地域)からの入国、入国前14日間に該当地域を訪問した者の入国は禁止されております。

また、入国が認められ得ている国外地域からの入国であっても、入国後の隔離が延長されています。これまで最短で3日間に短縮されておりましたが、オミクロン株の水際対策のため7日、10日と隔離期間が延長されております。入国の際の隔離日数拡大に伴い政府指定の隔離ホテルの予約が取りにくい状況が続いております。ホテルリストはquarantinehotelsjakarta.comに掲載されております。年末年始の規制等の際にはご注意ください。

現時点で、VISA関係の実務・手続きに大きな影響は出ておりませんが、VISA規制・入国規制は日々アップデートされ、年末年始に向けて更なる規制強化の可能性もあります。年末年始の帰省予定などについては、今後の政府発表を注意深く確認していただく必要があります。