香港

2018年税務(改正)(第4号)条例が官報に掲載

2018年税務(改正)(第4号)条例(以下「当該改正条例」)が、本日(2018年5月18日)付で官報に掲載された。当該改正条例は、任意医療保険スキーム(Voluntary Health Insurance Scheme、以下「VHIS」)の下、自分自身もしくは特定の親族のために、税制適格医療保険商品を購入した人々に対し、給与所得税及びパーソナルアセスメントの際、一定の控除制度を設置するためのものである。

食物衛生局のスポークスマンは、「当該VHIS税務控除措置は、活用しやすく分かりやすい内容となっている。納税者は、自分自身及びすべての特定の親族(人数に関係なく)のために購入した保険商品に対する保険料に関し、各被保険者毎に8,000香港ドルまで、支払ったVHIS保険料を、申告時に課税所得から控除することが出来る。

もし納税者が1つ以上のVHIS商品を購入した場合、各被保険者に対して8,000香港ドルを上限するのみで、様々な保険料支払い分の控除が可能となる。

同一被保険者に対し、当該税務控除を享受出来る納税者の人数に制限もまた存在しない」、と述べた。

特定の親族は、納税者の配偶者、子女、並びに納税者もしくはその配偶者の祖父母、両親及び兄弟姉妹を網羅している。

香港との関連がある納税者のために設置される税務優遇措置を保証するため、被保険者もしくは11歳未満で香港身分証明カードを所有していない被保険者の親は、香港身分証明カード保有者であることが要求される。

当該税務条例改正草案は、2018年5月23日に立法会での審議のため、発表される予定である。

原文、2018年5月18日更新)