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タイ・副首相、「相続税率10%は適切」「二重課税防止のためのルール設定」

政府の相続税導入案に一部で「所得格差是正には不十分」といった批判意見が出ているが、プリディヤトン副首相は10月8日、バンコクで開かれた経済討論会の席上、「政府は公正さを維持するとともに二重課税を防止する形で相続税を導入できるよう努力している」と強調した。

同副首相によれば、例えば、資産の所有者が死亡した場合、資産を相続する配偶者が相続税を支払う。また、同配偶者が死亡した場合、子どもが資産を相続し相続税を支払う。このようなケースは二重課税であり、回避する必要があるという。

このほか、政府案で5000万バーツ以上の資産を相続した場合、相続税10%を課すとされていることに「高率すぎる」との批判も出ているが、副首相は、「適切」との考えを示した。(バンコク週報 [1]