香港 M&A

[M&A] 本土系ネットドラゴン、香港企業を買収

香港上場の中国本土系オンラインゲーム大手、ネットドラゴン・ウェブソフト(網龍網絡)は3日、香港のプログラム開発業者、チェリーピックス(創奇思)を最大3,050万米ドル(約31億3,000万円)で買収すると発表した。

代金は現金1億4,000万HKドル(約18億5,000万円)と新株の組み合わせで支払う。新株の発行価格は13.3653HKドルで、ネットドラゴンの3日終値(14.06HKドル)に比べ、4.94%のディスカウント。

チェリーピックスは実業家の趙子翹(ジェイソン・チウ)氏が設立したプログラム開発業者で、モバイル機器向けのクーポンダウンロードアプリ「iバタフライ」、商店の顧客管理アプリ「キーウィー」などを展開しているほか、携帯電話を使った投票アプリ「TVBファン」の開発にも携わった。

本土系のオンラインゲーム関連企業による香港のプログラム業者買収は、雲遊(フォーゲーム)が今年3月、モバイルゲーム開発を手掛けるマジック・フィーチャーの株式21%を取得すると発表したのに次ぐ動きだ。(NNA.ASIA