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プラスチック原料が近海に流出、約半分を回収

林鄭月娥・政務長官らは8月6日、台風の影響でプラスチック原料のポリプロピレン粒が近海に流出した問題で記者会見を行った。7日付香港各紙によると、中国石油化学の貨物を積んだ船が7月23日、広州から汕頭(スワトー)に向かう際に香港近海で台風に遭遇しコンテナ7個が海に落下。うち6個はポリプロピレン粒150トンが入っていた。

24日に特区政府海事処がラマ島付近にコンテナが2個漂流しているとの報告を受け、うち1つは破損していることが分かった。26日から沿岸各地で粒状のプラスチックが発見され、海事処、環境保護署などが報告を受け、4日以降にメディアで報じられた。特区政府は6日、4局7部門で合同会議を行った後、政府はすでに73万トンを回収したと発表。
ポリプロピレン粒に毒性はないため、魚を食して中毒を起こすリスクは低いと強調している。(香港ポスト