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武漢・東風汽車独自ブランド車の年間生産台数が100万台を突破

【2011年12月11日楚天金報】「今後5年以内に300億元を投資し、独自ブランド車の年間生産台数300万台を実現させる。」
 昨日、東風風神の生産工場で、東風汽車の経営陣がボタンを押すと、独自ブランド車の最高技術水準を代表する東風風神A60がゆっくりと姿を現し、100万台目の生産を祝った。

1969年に旧「第二汽車製造場」として設立された東風汽車グループは昨日、独自ブランド車の年間生産台数が100万台を突破したことを発表した。これは1953年に設立された第一汽車が、昨年末に独自ブランド車の年間生産台数の100万台突破の発表に続き、国内の大手自動車メーカーとしては2番目となる。東風汽車グループの年間生産台数100万台突破までの期間は、第一汽車のそれと較べると15年早く、2001年以来、東風汽車グループは生産量増加率が年平均22%をキープしており、当面、大型トラックでは7年連続国内販売台数NO.1、今年は大型と中型のトラックを合わせ、間もなくダイムラーを追い越し、世界一の販売台数となる。

中国の「第十二次5ヵ年計画」における重要な任務として、「大乗用車」・「大商用車」戦略を推し進めるなか、昨日、東風汽車は「2012~2016 独自ブランド中期 “乾”計画」を実施することを正式に発表した。総経理の朱寿福は東風汽車グループは今後5年間に300億元を投資し、独自ブランドの生産能力の向上及び製品の供給を行うことを記者に述べた。その外、輸出を拡大し、2016年までには東風汽車独自ブランド車の輸出量が独自ブランド販売量の10%を占めるよう努力することも述べた。
「第十二次5ヵ年計画」での自動車生産能力計画において、湖北省の計画生産能力は450万台で第一位とされており、武漢市では180万~200万台の完成車生産能力を見込み、また十堰市は100万台級の「自動車都市」になるものとみられ、その中で東風汽車グループが果たすべき役割は非常に大きいものがある。

「東風汽車 “乾”計画」によると、生産能力計画の面から2016年までに東風汽車独自ブランドの年間生産販売台数は300万台に達することを見込んでおり、その内訳は、東風双飛燕商用車が100万台、東風汽車独自ブランドが100万台、そして来年前半にも販売が開始される東風日産の「ヴェヌ―シア」を始めとする傘下合弁メーカーの独自ブランド車が100万台としている。計画達成時には東風汽車グループの商用車は国内NO.1、世界でもトップ3の商用車メーカーとなり、東風独自ブランド車は国内における独自ブランド車のトップグループを目指す。