中国人民銀行（中央銀行）は６日、人民元建て貿易決済の試行企業拡大とその企業リストを発表した。人民元建て貿易決済が認められる企業は国内１６省・自治区・直轄市の６万７３５９社となり、現在の３６５社から１８０倍余りの大幅な拡大となる。今年６月に人民元建て貿易決済の範囲が拡大されてから１１月までの決済総額は３４００億元で、拡大前の７倍余りに上った。
７日付『文匯報』などによると、香港上海銀行の王冬勝・アジア太平洋地区ＣＥＯは６日に出席した香港経済サミットで、香港の人民元建て貿易決済の総額は今年通年で２５００億元を超え、２０１４年には６０００億元超、２０年には２兆２０００億元に達するとの見通しを明らかにした。（香港ポスト [1]）